筋膜とは、エラスチンとコラーゲンと言う2つの繊維から
成る筋肉を包む膜の事です。
筋膜は衝撃などに対しては強いのですが、長時間の
パソコン仕事で座り続けるような弱く長い刺激に弱いです。
その状態が続くと、
筋膜の2つの繊維がよじれ癒着を起こしてしまいます。
筋肉は筋膜の中を滑るように収縮し、活動します。
筋膜の癒着により筋肉が本来の動きが行えないと、硬くなり筋肉にコリを感じてしまいます。
そのため、筋肉ではなく筋膜を施術する必要があるのです。
しかしマッサージのように押し込んでしまうと、筋膜を通り越して筋肉だけの施術になってしまい、筋膜に対して良い結果が得られにくいです。
筋肉をマッサージのように(左図)のではなく、筋膜をとらえ調整(右図)していきます。
当院では肩こりの際、硬くなりやすい首と肩の間の筋肉(僧帽筋、肩甲挙筋など)が同じ姿勢でいる事による筋膜の癒着状態を、筋膜に直接効く施術で肩こりの改善を図ります。
コリの原因となる筋膜の癒着を取り除くことで肩こりを感じにくくする身体づくりを行います。
また、左右のバランスが悪いため、
背骨、足首に負担が掛かっているようであれば、そちらも施術を行います。
※筋膜施術の注意点
状態が悪いと硬さ、痛み、くすぐったさを感じてしまうことがあります。
それは筋膜が過度に緊張し、状態が悪いことを示しています。
本来筋膜が正常であれば、触られても痛みはほとんど感じません。
最初は痛がっていた方も、
ほとんどの人は3回目くらいには感じにくくなります。
症状の改善が進んでいる証拠でもあります。
痛みの感じにくい身体づくりを目指しています。
神経は脳から背骨を通って、手や足まで行き渡っています。
姿勢の悪化などが原因で、その経路である背骨が徐々に歪んでいくと、神経の通り道が狭くなり、手や足、肩や腰まで行き届きづらくなります。
そうすると、肩や腰にコリや違和感を感じます。
人間は本来自然治癒力という力が備わっており、神経の通りが正常に働いていれば、自然治癒力も正常に発揮され、肩こりや腰痛もすぐに気にならなくなります。
しかし、神経の通りが滞ることにより、自然治癒力が発揮しづらくなると、なかなか肩こりや腰痛も改善しなくなります。
背骨の調整を行うことで滞った神経の流れを元に戻し、自然治癒力を発揮しやすくなる身体になるよう調整します。
※ボキボキならすような施術は行いません。